社会福祉法人 函館共愛会は、昭和9年3月21日夜半、函館市の3分の1を烏有に帰し、2,700余名の死者並びに行方不明者を出す未曾有の大火災に対し、全国より寄付を受けた義損金の中から、168万余円を函館火災救援会長より交付を受け、これを資金として昭和9年11月16日財団法人函館共愛会を設立、函館市長坂本森一が理事長に就任して事業を開始致しました。
設立当初、簡易住宅を建設したのを始め託児所など大火災後の民生安定上、緊急な事業を実施するとともに、罹災市民の失業救済事業として道路の舗路・清掃事業を行い、また職業紹介並びに援産事業を開設しました。これに基づき、施設を利用していただくすべての方々に平等に、「安全で安心できる福祉サービスと提供し続けること」を目標にしています。 |